はじまりは・・・
最初は、横浜市の瀬谷区に新しい「お土産」を作り出そう、という計画でした。
瀬谷区は2027年に花博(国際園芸博覧会)が開催される街として、
世界中から1,000万人近くの方が訪れることが予想されています。
そんな中、瀬谷区に来て頂き瀬谷区を感じて頂く、
そして世界中のお客様が家に帰った後もそのお土産を手に取り
横浜をそして瀬谷区を思い出してもらう、そんな「仕掛け」を用意したいと。
そこで、考えたのが「ハチミツ」です。
瀬谷区は花博の舞台になるくらい自然が豊な街です。
南北に長い街の至るところで農業や畜産業が営まれています。
そんな街だからこそ美味しいハチミツが採取できるのではないか?
そして、世界中のご家庭のテーブルの上に瀬谷区で生まれたハチミツが
置かれていたらとてもステキなことだと感じました。
こうして始まったハチミツ計画ですが、
ハチミツそしてミツバチを通じて世界中を見渡してみると、
多くの街作りの項目にミツバチが貢献していることが分かりました。
・農業
・福祉
・教育
・健康づくりなどの医療
・美容
・蜜蝋から生まれる副産物
・企業イメージの向上
・商店街の活性化
etc…
これは、
「・」の街づくりのアイデアが「ー」や「〜」となり、
それが一周して「○」になる、そんな可能性があることに気付きました。
こうして我々は単なる「お土産作り」という視点から街づくりの一環として、
その中心に環境評価生物である「ミツバチ」
そして彼らが生み出す「ハチミツ」を中心に据えることで
街づくりの循環が生まれるのではないかと考えています。
我々はこれだけ広がりが持てる街づくりのアイデアを
市民だけ行政だけ民間企業だけで企画し実行するのはもったいないと考えました。
そこでリビングラボの活動団体として
一般社団法人セヤミツラボを正式に立ち上げ
瀬谷区から新しい街づくりのアイデアを世界中に届けられるようにしていきたいと思いました。
この活動を通じて様々な工程を経て誕生するハチミツは、
街の色んな思いをたくさん込められる可能性があります。
ただ甘いだけではないハチミツは
その様々な思いに感謝ができる食べ物になるはずです。
そんなハチミツが継続的に採取できるよう、
地域の街づくりをミツバチの視点で考えていけたらと考えています。
セヤミツラボの特徴
養蜂を通じた循環型のまちづくり
花と緑のあふれるまち瀬谷区で、養蜂を通じてまちづくりの様々な循環を生み出すことを目指します。
多様な主体が参加
参加主体の年齢層が幅も広く、地域住民や区内の事業者、商店街で店舗を構える方、地域に親しまれるスポーツクラブの運営に携わる方、 NPO法人など、多様なメンバーがハチミツを通じた地域活性化に向けて議論を交わしています。
持続可能な瀬谷区をブランド化
人口減少社会において、瀬谷区でも人口減少が始まっています。2027年開催の国際園芸博覧会以降も、瀬谷区に関心を抱き、住み続けたいと思えるまちであるために、人だけでなく環境評価生物のミツバチが住みやすいまちを目指し、花や笑顔が溢れるまちづくりを進めています。